さ！　今度は何処へいこう♪

10月14日の月曜日、晴れ。


ここは厚木市飯山地区にある「橋場」バス停。


そのバス停より徒歩数分、飯山温泉郷の入口となる「飯山白山森林公園」のゲート前に到着。
ちなみに朱塗りの橋の名は庫裡橋（くりばし）。


でもって、その庫裡橋の下を流れる川の名は小鮎川（こあゆがわ）。

この日は登山マラソンの朝練。
近場の山を走ってみようと思って、厚木の山に行ってきました。
目的の山は、厚木市飯山にある「白山」と、尾根続きの「桜山」の二座。
標高はそれぞれ283.8Ｍ、280Ｍ。
山の麓にある「長谷寺」をお詣りがてら、このお寺を起点に周遊します。

自身、「白山」や「桜山」を踏むのは初めてです。
「長谷寺」には一昨年にもトレで来ましたが、ずっ～と昔にも何度か。
なにせ通っていた高校が近くにあって、当時の友人がこの辺りに住んでたものだから。。。

ちなみに自宅から庫裡橋までは約12Kあって、ここまで走ってくることも出来たのですが、
帰りのことを考えると軽くハーフの距離を超えてしまう為（←キャパオーバーになる）、往路はバスを利用しました。


ここで、この日のコース概略を少々。
庫裡橋近くの案内板をお借りしてっと⤵　（主な目的地を白●加工してます）

現在地は、左の庫裡橋（朱色の橋）のたもと。
まずは橋より西へ直進し、卍飯山観音長谷寺へ。
お詣りの後、男坂を直登し白山へ。
白山からは、山づたいに桜山、そして麓の森林公園を突っ切って卍飯山観音長谷寺戻り。
麓の森林公園を突っ切るルートは、のちのち公園マップを載せますね。


出発。
庫裡橋より、まずは長谷寺へ。


正面に見える山は、これから登る白山。
白くポチっと見えるのは展望台じゃないかなぁ。（矢印のあたり）
道は右が歩行者専用なので（左は車専用）、右道を直進！


お👀　
時期外れですが、いかにも桜並木の風情。
と思ってたら、

クマくん　「咲いてるんか～い！」


最初の門、くぐります。
お辞儀してっと。
前方のご夫婦さんも朝練だなぁ。
ちなみこの日の私のかっこも、前方の方と大して変わりません。
ここの階段、もも上げダッシュ！！！💨

一旦道路に出た先に、

長谷寺の入口（山門）があります。
山号は飯上山。
ここもお辞儀してっと。

山門をくぐって、この階段もトントントン！💨


この平場には、お寺の執務所や手水舎、かながわ名木100選に選ばれた巨大なイヌマキなどがあったりしますが、
手水舎だけ立ち寄ってお手々清めたのち、次の階段もトントントントン！💨


で、境内到着。
ここまでいくつか階段を登ってきましたが、強度的には大山のコマ参道の方がキツさが上かな～💦
ちなみに一昨年はココ、床の工事中だったんだけど。。。石張りがビシっと。。。綺麗になったなぁ。


クマくんと常香炉でお清め。


これが長谷寺の観音堂（本堂）です。


お堂の説明版、ボケちゃったなぁ。
ここに書いてあることをかいつまむとこんな感じです。（一部補足しました）

・正式名：　長谷寺観音堂（ちょうこくじかんのんどう）
・通　称：　飯山観音
・宗　派：　高野山真言宗
・開　祖：　行基菩薩（神亀2年（725年））
・建　立：　本堂自体は江戸時代（18世紀中期）と推定　（※内陣＝立入不可＆撮影禁）
・御本尊：　木造十一面観世音菩薩立像
・仏堂形式：　密教本堂形式（擬宝珠高欄、両折桟唐戸、連子窓、両折桟唐戸といった要素で構成）　　
・ほか
　坂東三十三観音霊場第六番札所 、厚木市有形文化財指定（S37.4）、
　かながわの景勝50選、かながわの花の名所100選（主にサクラとアジサイ）
　＜参考：あつぎ観光なび、飯山観音長谷寺＞


扁額には長谷寺の金文字。
合掌！


白山山頂への登山口は、このお堂の左を廻り込んだ処にあります。
男坂と女坂があるけど、迷わず男坂へ。
山頂まで15分かぁ。


ちなみに、登山道入口にはこんな扉がついてます。（男坂＆女坂共通）
これは人の進入防止とかではなくて、山から獣クン達が出てこないようにする為の、鳥獣被害対策用の扉。
入る際は閂を廻して扉をあけ、入ったらしっかり締めてっと！


登り道は木段がしっかり整備されてて、これが稜線まで続いてた感じです。


道中みかけたキッコウハグマ。　（亀甲白熊、キク科モミジハグマ属の多年草）
この時期、どの山でもみかけるなぁ。
クマくんのお手々巾サイズ（≒1cm）程の地味な花なんだけど、どこかマンサクっぽいところがくすぐるんだな♪


稜線直下の木段。急登箇所はほとんどなく。。。
ちなみに所々にあるカラフルな標識は、大会用に設定されたトレランコースの標識みたい。


ポンと稜線に出て、ちょっと南に進むと、

白山山頂に到着です。
ここの標高は283.8Ｍ。
山頂には、標柱と、女坂への道標、地面には三角点（三等三角点）。
麓から見えた展望台もありました。


クマくん　「飯山白山初登、しゃあ！」

山頂にあった展望台からの写真を３枚ほど。

東。市街の方向。
眼下には厚木の街が広がっていて。。。
遠くは霞んじゃってたけど、かろうじて見えるビル群は武蔵小杉あたりかな？

南の方角。
海面までは見えませんでしたが、矢印の辺り、展望台にあった案内板によると、湘南平あたりみたい。
そして西側⤵

クマくん　「大山、こう見るとカッコいいね～」
カツーンとそびえるのが丹沢大山の大山。
大山の標高が1252Mだから、ここから仰ぐ大山の頂はざっと970M程アリ！


白山山頂からはちょっと戻って、白山神社へ。
白山神社は桜山に行く途中にあります。


その白山神社前。
銅製の鳥居と、その奥に、社が木々に囲まれてひっそりと。
鳥居の左奥には白山池と呼ばれる、龍を吐水口とした小さな池がありました。


社、全景。
右壁の下の方に、濃紺の御由緒板が立てかけてあったんだけど、文字が擦れて読めませんでした。
ちょっと調べてみたら、御由緒はこういうことらしい。

・社の前には、池（白山池）があって、古くから雨乞いの霊地とされてきた
・長谷寺を開いたとされる行基は、この山を登り、霊水が湧き出している池を発見し、
　加賀国白山妙理大権現を勧請したと伝えられる
・社にはクスノキで彫られた十一面観音が祀られた（←これが現在の長谷寺の本尊といわれている）
・1801年（享和元年）、別当龍蔵院隆光が修行中の霊夢によって秋葉権現、蔵王権現を勧請し、
　1804年（文化元年）に白山神社が再建
・明治初年頃に火災に遭い、龍蔵神社（←現在も麓にある神社）に合祀されていたが、S55年に現在の社が再建

というわけで。。。

加賀国白山妙理大権現および、秋葉権現、蔵王権現に合掌！


クマくん　「しゃああああ！」
くーまん　「バチあたるゾ！」
白山池は落ち葉だまりになっていたため写真省略します。

白山神社の先。
ゆったりした稜線を4～500ｍほど辿って。。。

木々に囲まれた桜山の山頂に到着。
標高は280Ｍ。


よしゃ、桜山の標柱に初登タッチ✋


木々に囲まれてはいましたが、東が唯一、チラ窓的に。


桜山からは、こんなつづら折りの道を一気に駆け下り。。。
この先からは麓の森林公園（ハイキングコース）を突っ切って長谷寺に戻ります。


お、東屋👀
ここが「扇の広場」って辺りかな？


この付近で、こんな「これ何の木？」クイズ、幾つか見かけました。
実物の木と、プレート下段のヒントから樹種を当てるもので、白いプレートをめくると答えが出てきます。
左）クスノキ正解！　しゃあ！　
右）木を見たらモチの木じゃんと思って、ヒント読まずにめくってみたら、正解はネズミモチ。。。ぶ～
けっこう楽しい♪

東屋付近に森林公園の全体案内板があったので、ちょっと拝借⤵

おさらいも兼ね、通過した順に番号を振ってみました。
①長国寺→②男坂→③白山→④白山神社→⑤桜山→⑥木の国だいら、がこれまで辿って来た道。
⑦扇の広場が現在地（東屋の絵アリ）。
⑦からは、中央白●の芝生の広場を巻くように⑧みんなの広場を通過し、⑨水の国、①戻り、って感じです。
まぁここに遊びに来る人はきっと、どこが○○広場とか、いちいち把握してないとはおもうけど。

この辺りを走ってたら、芝生の広場周辺の雰囲気がとてもよかったので。。。
３枚程その写真をのっけて、麓の森林公園は〆ます。

扇の広場付近。

みんなの広場付近。

みんなの広場の先、どんぐりの森という標識のあった場所あたり。


麓の森林公園ハイキングコースも終了。
出る時も、閂しっかり掛けてっと♪

長谷寺に戻ってきました。

朝のバス停からここまでのログはこんな感じです⤵

所要1時間50分（お詣り、案内板読み等込々）、距離4.31k、獲得標高309M…
キツさはやっぱり、大山女坂の方が格段に上だったな～
山の標高が低い割には、行基菩薩さんが登場したりで、歴史的に深いエリアなんだなぁと感心させられ。。。
（ ↑ 近場の名所って、灯台下暗しというか、あんま行かなかったりする💧）
麓の森林公園コースは特に、サクラの時期や紅葉期はホント気持ちいいだろなぁって思いました。


クマくんの生まれ故郷（生まれ企業？）、タリーズ缶でしばし一服。
当日時刻はまだ10時半、なので朝練継続。
ウチまで約12Kの道のりを走って帰りましたとさ。

おしまい


追記
1）「白山」という名の山は全国に多数あると思われる為、それらと区別する意味で、記事タイトル表記は「飯山白山」としました
2）橋場バス停へは、本厚木駅北口5番バス乗場から「上飯山」「宮ヶ瀬」行など厚18～20系統を利用　（所要約20分）
3）今回の写真は全てスマホ撮り、一部画質の悪い写真もありますがご容赦を！